データとエンジニアリングのよもやま話

データ活用が推進できるためのエンジニアリングに関するブログの筈..

No.12 Integration between Tableau and R. Second, Set Tableau with Rserve.

さて、No.11の続きですが、TableauとR統合の設定をしていきましょう!
ところで、その前に、Tableauって何?って話ですが、、

ちょうど、こんなニュースが出ていましたので、そこから拝借します。
「無印良品」がアプリのビッグデータ解析に「Tableau」を導入 - Ameba News [アメーバニュース]

「データを解析/可視化/共有するBIソフトウェア」(以下省略)

と記事にもあるように、いわゆるBI製品ですね。(もう御存知ですよね?笑)

ただ、その操作性や視覚化機能は、他の製品よりかなり優れており、ユーザ企業には、まさに導入し易いBIだと思います。ニュースにもありますが、「Amazon Redshift」や「Hive」等にも接続出来、各種データソース接続のサポートが豊富です。

ちなみにですが、本題であるTableauとRの統合については、Tableau8.1から追加された機能ですので、R統合を試す方は、必ずver.8.1をご利用ください。

それでは、R(正確にはRserve)との接続設定をやってみましょう!

今回は、前回のRserve設定に基づき、以下の2パターンをトライします。
A. Windows(Tableau) ⇔ Windows(Rserve)連携 : ローカル環境で閉じているパターン
B. Windows(Tableau) ⇔ Linuxサーバ(Rserve)連携 : 外部R環境との接続パターン
# ともに、Rserveは起動しているものとします。

A.の場合
①Tableau(Desktop)を起動後、メニュのヘルプ>設定とパフォーマンス>R接続の管理を選択。
②以下の「Rserve接続」ダイアログが表示されるので、
f:id:yuu_kimy:20140129121958j:plain
設定内容はそのままで「テスト接続」ボタンをクリック。「Rserveサービスに正常に接続されました。」と表示されればOK。

B.の場合
①Tableau(Desktop)を起動後、メニュのヘルプ>設定とパフォーマンス>R接続の管理を選択。(Aと同様)
②「Rserve接続」ダイアログの表示後、R環境のサーバのIPを指定。ポートをデフォルトの6311番から変更していた場合は、そのポート番号を指定。「テスト接続」ボタンをクリックして、「Rserveサービスに正常に接続されました。」と表示されればOK。

上記の設定が完了したら、試しに以下のファイル(Tableauパッケージワークブック)をダウンロードし、Tableauで開いてみましょう!!

http://www.tableausoftware.com/sites/default/files/blog/r_kmeans_0.twbx

よく利用されるアヤメデータのクラスタリング図が表示されるかと思います。
(内部のRスクリプトでは、k-menasを使用しているようです。)

結構、綺麗に表示されるので、最初は驚きました。(笑)

ちなみにですが、上記のパッケージワークブックには、Rのスクリプトも含まれているので、
Tableau Readerでは開けないです。(Tableau Readerは、Adobe Readerのような参照専用のReaderです。)
また、実は、内部のスクリプトでは、Rの「plyr」パッケージも使われているようですので、
上記のファイルを開いてみたい方は、こちらも導入しておきましょう!
# 但し、Rとの連携という意味では、あくまでRserveが起動していれば問題はありません。

参考:
Tableau 8.1 and R | Tableau Software

さて、色々と試さないとなーー..(一先ず、国勢調査データのマッピングはしてみたんだけど。)